ストレートネック肩こりセミナーの事前質問への橋間誠医師からの回答になります。
事前質問
①50肩の予防方法を知りたいです。
②普段から気をつけることが有れば、お教え下さい。
③比較的肩周りのこりはほぐしやすいのですが、背中のこりがなかなかほぐせません。座った状態でほぐす方法があれば教えて欲しいです。
④ストレートネック、外反母趾
⑤頸椎回旋がほぼできない方は、ストレートネックと関係はありますてしょうか?
誠医師からの回答
①五十肩の原因は肩甲骨が安定していないことです。長い腕の骨は肩甲骨の端に連結しています。
腕を上げる時、肩甲骨が背中にしっかり固定されていとグラグラになり、その状態が40年〜50年繰り返されることで連結しているスジが傷んでしまうのです。
肩甲骨を安定させる方法はみぞおちを凹ませる姿勢です。
くび、肩、背中をリラックスさせながるみぞおちをやさしく凹ませる。
ノントリ®︎姿勢を練習するとうまくなります。
②「肩こり」はかかとに全体重のほとんど乗せてしまうクセが原因で起こります。
「浮き指」になると骨盤とせぼねを安定させる筋肉がゆるんでしまいます。
グラグラの骨盤とせぼねでは、5キロもある頭は支えられません。
そこで、くびと肩をつなぐ僧帽筋を使うことになります。
僧帽筋は長時間緊張すると鈍い痛みを生じる筋肉です。これが「肩こり」のメカニズムです。
ノントリ®︎姿勢は肩こりだけでなく、私たちの背ぼね・関節の老化を止めてくれます。将来の様々な病気の予防になるので早く身につけて下さい
③背ぼねまわりの筋肉のこりの原因は、頭の前後の位置が重心より前にあるのが原因です。
ためしに、両手を腰にあてて頭をおじぎするように傾けると腰ぼねの両サイドの筋肉はカチカチに固まります。
頭をゆっくり骨盤の上まで持ってきて下さい。自分が思っているよりも後ろの方に頭を持ってくると、腰に感じていたカチカチの筋肉がフワッとやわらかくなります。
ここがあなたの正しい頭の位置です。その頭の位置をキープするにがノントリ®︎姿勢です。
ノントリ®︎姿勢で頭の位置を骨盤の上にキープする練習を毎日することをお勧めします。
④ストレートネックは子供の頃からのかかと全体重のほとんんどを乗せて生活することで生じる生活習慣病です。
見かけの姿勢がよくないだけでなく、将来の変形性頚椎症、頚部脊柱管狭窄相の原因になります。
多裂筋という背骨を安定させる筋肉を使わずに頭を支え続けると10歳前後からストレートネックになってしまいます。
20歳台から頚椎の椎間板の老化が進行し、頚椎の変形が早期にすすみます。
ノントリ®︎姿勢を練習して日常生活で「浮き指」を改善させましょう。
⑤スムースな頚椎の回旋運動は、頚椎の変形や頚部の筋肉の過緊張で起こります。
これらはストレートネックの状態が数十年以上続くと悪化します。
くび、肩、背中はユルユル、かかとと足のゆびを接地、お尻軽くしめて、おなかをやさしく凹ませる、「ノントリ®︎姿勢」を練習してストレートネックを治しましょう。
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