平成30年8月5日(日),阿倍野区民大ホールで帖佐チサエバレエアーツのプティコンサートにご招待を受け行ってまいりました。
帖佐チサエさんは約5年前、膝のコンディショニングについて当院に紹介されてから全身のコンディショニングの相談を受けるようになりました。
帖佐さんは有名な世界バレエコンクールにも参加され国際的にもご活躍されています。
30年前に大阪市内で帖佐チサエバレエアーツ主宰として開講されてからも、多くの生徒さんの指導にあたるだけでなくご本人も現役のバレエダンサーとして素晴らしい演技をこなしておられます。
毎回、バレエコンサートに御招待していただき、学会などの予定のない限り足を運んで拝見させていただいています。
帖佐さんの演技にはいつも感動しています。
その演技にはもちろん、演技の完成に近づくためのレッスンで全身をギリギリのコンディションにまで追い込んでいることを知っているからです。
思い通りのジャンプと着地へのこだわりのための努力は想像をこえるものがあります。
極めて細身の体型ですが、舞台の上ではその存在はとても大きく、今回の舞台ではバックの星空の装飾の前で大袈裟でなく夜空を舞っているようでした。
バレエは舞台で人に感動を与えるアートですが、帖佐さんを見ているとアスリートを感じてしまいます。
アスリートにはパフォーマンスを極めて結果を出すことが求められ、そして結果を出せなくなった時引退を決断する、厳しい運命があります。
そんな世界で今も現役で演じているんだなと思いながら観ていると胸が熱くなってしまいます。
私との健康相談の他、ムーフロの遠藤留里トレーナーのスタジオにもコンディショニングに通っていらっしゃいます
一見華奢(きゃしゃ)に見える手足ですが、インナーマッスルの絶妙な連鎖が足の先から指の先まで行き渡っているように感じらました。
私たちも人生というなが~い舞台で最期の日まで自分という世界に唯一つの物語を演じきれるようにしたいですね。