こんにちは。メディカルフィットネスMLFトレーナーの杉江勉です。
『より良い充実した日常生活を!』を合言葉に著します。
上図の中央をご覧下さい。
骨盤を背中側から描いたものです。
真ん中に三角形のような形をした骨がありますが、これは『仙骨』と言います。また左右に蝶々の羽のような骨がありますが、これは『寛骨』と言います。そして『仙骨』と『寛骨』は関節を作って繋がっています。この関節を『仙腸関節』と言います。
人体にはいろいろな種類の関節がありますが、この『仙腸関節』は、『平面関節』に分類されています。とは言うものの、平らな面が引っ付いたモノではなく、捻れながら関節面を作っています。言わば、3D状であるわけです。
では何故、『3D』なのか?
『仙骨』の上には背骨(腰椎~頚椎)が積まれて最上部には『頭部』があります。『仙骨』は、『頭部』から『腰椎』までの全てを受け止めなければなりません。さらには重力にも抗わなければなりません。重力に負けてしまって、『寛骨』の間から下へずり落ちてしまったら目も当てられません。そのくらい『仙骨』は大変なんです‼
そんな『仙骨』を左右の 『寛骨』が『仙腸関節』を作って支えてくれています。その関節が、ヤワなモノであってもらっては困ります。滑りやすい2次元の平面よりも、複雑で滑りにくい立体的な3次元が絶対に安全・安心・安定です。
というのが、私の考えた答えです。
ところが、こんなガチガチの構造にもかかわらず、橋間診療所で『仙腸関節機能障害』と診断を受けて、来館される方々が随分いらっしゃいます。
理想的なS字状(侃々諤々(5)を参照)からかけ離れた背骨であったり、下腹部や臀部の筋力が弱っていたりと、いろいろと原因はあるようです。が、共通して言えることは『重力に抗えていない』と、私は思います。
さらに興味深いことに、この機能障害の特徴として、『何処が痛いですか?』と尋ねると、ほぼ間違いなく指先一本で『ここです‼』と仙腸関節部分をピンポイントで指します(腰背部の腰痛であれば、掌で『この辺り』と指します。)。
私たちMLFトレーナーは、『痛みのないカラダづくり』を目指して日々切磋琢磨しております。
『解りやすさ』を心がけています。
真(まこと)を込めて運動指導致します。
私と一緒に『いつまでも歩けるカラダづくり』しませんか?
健康運動実践指導者
健康運動指導士
PHI公認ピラティスインストラクター
JNFA公認NWベーシックインストラクター
杉江 勉
カテゴリー: ブログ