こんにちは、メディカルフィットネスMLFトレーナーの南方和美です。
ペップトーク
理学療法士として活動している友人から誘っていただいて「ヘップトーク」の講演会に行ってきました。
誠医師、石谷看護師、下元トレーナー、南方の4名で参加です。
一言でいうと「勇気づけてパフォーマンスを上げるためのメッセージ」
もっと解りやすくいうと「苦しい状況・困難を乗り越えるためにネガティブになるのではなくポジティブな言葉をかけることで望む結果を手にいれる言葉遣いのこと。
さらに解りやすい例にすると、たとえば大切な発表会の前に過緊張になっている人に対して「そんなドキドキしていたら失敗を呼ぶから落ち着きなさい」と失敗をイメージさせる言葉がけをするのではなく「今日のために今まで努力してきたでしょう?あなたらしさを表現すれば皆様の心に届くわ!大丈夫」と前向きになれる言葉がけをすること。
pep(元気)が語源で、アメリカで開発されたコミュニケーション手法の1つなのです。
霜が降る月という意味で11月は霜月と言います。
紅葉が目立ち始めた霜月の日曜日に聞いた日本ペップトーク普及協会の代表理事「岩崎由純先生」のご講演は心に響くものでした。
涙もろい石谷看護師と私は何度もハンカチのお世話になり、隣に座っていた下元トレーナーに私は軽く迷惑をかけていたと思う(ごめんね、下元くん)。
【ペップトークの三要素】
1.ポジティブな言葉を使う
ペップトークの基本ですが、ポジティブな言葉を使います。
例えば「ミスしないように」と言ってしまうとネガティブなイメージが刷りこまれてしまいますが、
「慎重にね」や「ゆっくりとね」といった言葉だと受け手の印象がポジティブになります。
2.短い言葉で分かりやすく
ペップトークはスポーツの現場で生まれた短い激励のメッセージなので、短く、わかりやすい言葉で話すようにします。
話し合うというより”声をかける”イメージでしょうか。
歯切れのいい言葉で強く心に響かせます。
3.状況を理解した上での言葉
全く的外れなことを言っても響きません。
明らかにピンチなときに、やみくもに「いける」「大丈夫」と言っても説得力がありません。
そうではなく、状況を冷静に判断した上でポジティブな発想を生み出すところに価値があります。
医師も看護師も、そして運動指導するトレーナーも「人」と向き合っています。
時間をかけて長い言葉で人を元気づけることも時には必要でしょう。
ですが、決められた時間の中で活力や元気を引き出すには、やはり短い言葉でわかりやすくポジティブ語を使うのが良いと私は思います。
岩崎先生のお話、とてもお勉強になりました。
ありがとうございました。