こんにちは。メディカルフィットネス MLF受付の下元です。
突然ですが、もし目の前に人が倒れていたら、あなたならどうしますか?
迷わず救命に向かう人。
見て見ぬふりをして助けない人。
当たり前のように全ての人が前者を選ぶ世の中であれば良いのですが、実際には心肺蘇生の仕方が分からない等の理由で、後者を選ぶ人が過半数だと言われています。
先日、橋間先生を含めた診療所のスタッフとMLFのスタッフが集まってAED(自動体外式除細動器)の講習会が開催されました。
まず、人が倒れている状況でしなければいけない事、それは助けに行く事では無く自分自身の安全確認。
いつ、どのような場所で人が倒れているか分からない中で、自分自身の安全を確認した上で救命に向かうことが大切です。
そして実際に救命をする場合、AEDよりも前に心肺蘇生法を行います。
心肺蘇生法とは、傷病者を救命するために大切な第一の方法として、胸骨圧迫や人口呼吸などを行います。
まずは傷病者の意識の確認、次に呼吸をしているかどうかの確認をする。
10秒程度確認をして、呼吸の状態が分からない場合は、正常な呼吸ではないものとして直ちに胸骨圧迫を開始する。
胸骨圧迫は、1分間に少なくとも100回のテンポで胸骨の下側半分を5cmほど沈むように圧迫を繰り返す。
人口呼吸は、感染等の問題があるために現在は実施しなくても良いとされています。
心肺蘇生法で呼吸が戻らない場合、次に行うのがAEDでの心肺蘇生です。
AEDの使い方が分からないという方も現在、公共施設などに普及されているほとんどのAEDは、中を開けた段階でAEDが使用方法の説明をしてくれるので、使い方が分からない方も説明を受けながら使用する事が出来ます。
実際に自分も訓練用のAEDを使用しました。
使用方法も説明を受けながら出来るので簡単でしたが、とはいえ実際に突然自分の目の前で人が倒れた場合を考えると、同じようには行えないと思います。
だからこそ、こういった講習会を沢山の方々が定期的に参加をし、訓練しておく必要があると感じると共に、医師と看護師スタッフとメディカルフィットネススタッフが真剣に学べる、この環境に改めて感謝致しました。
救命の一番重要なカギは「時間」
あなたの行動一つでその人の人生が変わります。