🙋「ノントリ®︎医学セミナー」Q&A 

🙋「ノントリ®︎医学セミナー」Q&A 

Q.生理前になると頻繁に尿意を感じて、普段なら我慢出来るのに尿漏れしそうになります。

こういう場合にも、骨盤底筋群体操は効果がありますか?

また、日常生活での注意事項はありますか?(30代後半女性)

A.生理前になると子宮内膜は厚みを増して膀胱を圧迫します。

しかも分泌されるホルモンの影響で利尿作用も高まっている状態になります。

そのため尿漏れや頻尿といった排尿のトラブルも起こりやすく なります。

頻尿を防ぐために水分摂取を減らしたりすると膀胱炎を起こしやすくなったりするため、適切な水分摂取と骨盤底筋体操を心がけましょう。

軽度の膀胱の圧迫で尿漏れしないよう、足ゆび接地から始める骨盤周囲の安定性を高めたノントリ®︎姿勢を

 ①洗い物をするとき

 ②レジで待っているとき

 ③歯みがきするとき

など、日常生活に取り入れましょう。

インソール付きのスリッパや「足半(あしなか)」などを日常生活で履くと「浮き指」が改善しやすくなります。(長く履いても痛みがないものを選びましょう)

 

Q.骨盤底筋群を鍛える器械がこの頃出ていますが 使用した方が良い人、悪い人などあれば知りたいです。

週に何回まで良いとかもしあるならばそれも教えて下さい。

A.骨盤底筋のグッズはこれから需要が高まるので、さまざまなものが販売されると予想されます。

医療用の機器も開発されていますが、安全性と効果から考えると医療機関を受診して受けるのがいいと思います。

膣に器具を入れて骨盤底筋を締める練習するグッズは膣内を傷付けたり炎症を起こすこともあるので、清潔に消毒したご自身の指を挿入して骨盤底筋を締める感覚を確認する方がいいかもしれません。

内ももを締める器具もたくさん販売されていますが、あくまで足指からの骨盤底筋の収縮でないと持続して締まりませんので必ずしも必要でないと思われます。

空のペットボトルや丸めたハンドタオルを、足指を接地しながら落ちない程度にはさむだけで効果は十分です。

足指接地からの骨盤底筋を意識する姿勢の頻度は、「毎日」です。時間は5分程度で結構です。

洗い物や、歯磨きするときにされるといいと思います。

必要以上に器具に頼らず、あくまで骨盤底筋が締まるイメージを想像しながら足の指を接地して行う習慣が大切です。

まず、ご自身が「浮き指」かどうかをチェックしてみましょう😉

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Q.排尿をなるべく我慢することが骨盤底筋を鍛える方法と聞きました。

排尿をがまんするのは身体にわるくないのでしょうか? (51歳女性)

A.過活動膀胱と診断された方にはお勧めです。

しかし、膀胱炎の方などには症状を悪化させることもあるのであくまでかかりつけ医、泌尿器科での受診をしてからすることが安全です。

膀胱は本来伸縮性のいい筋肉ですが、過活動膀胱になると過剰に収縮し、尿が少量たまっただけで尿意をもよおします。

自宅で5分程度から排尿をがまんすることを始めてください。

我慢するときはただ、骨盤底筋だけを収縮させるのではなく、足指を接地しながら骨盤全体を引き締める「ノントリ®︎姿勢」をとることが大切です。

膀胱をゆるめて容量を増やすお薬と併用するとさらに排尿間隔を広げられるでしょう。

 

Q.50代以上は尿漏れなどの悩みがありますが、30代ぐらいの若い女性でも骨盤底筋を鍛えた方が良い理由は何かありますか?

不妊治療している方にやると良い事はありますか?  (50代女性)

A.腹圧性尿失禁は10歳代から見られる排尿トラブルで、縄跳びなどのジャンプ、いきみ動作で失禁することが多いとされています。

妊娠前から骨盤底筋の伸縮性、足の指を接地する刺激で骨盤底筋を収縮させる機能性を高めることは重要です。

骨盤底筋体操を産前にしておくことで産後の排尿トラブルの多くが防げます。

不妊治療と骨盤底筋のトレーニングとの直接的な関係は証明されていませんが、1日30分程度の中等度の強度で運動習慣のある女性は妊娠しやすいことは研究で証明されています。

つまりジョギングやエアロビクスなどの強度の運動をするより、イスに座りながら30分間の「ノントリ®︎エクササイズ」を行なう方が妊活をされている方にとっては運動強度も適正で、骨盤底筋の機能も向上するため、妊娠しやすい環境であると言えます。

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この記事の著者 :
下元 理綺

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