ノントリ・エクササイズ

ノントリ・エクササイズ

「ノントリ・エクササイズ」とはスポーツ整形外科医が考案した痛みのないマイナス10歳の美姿勢を維持するエクササイズです。

背ぼね・関節の変形の原因の1つは「浮き指」です。

「浮き指」とは10本の足の指が1本以上浮いている状態のことです。日本人の8割が浮き指になっており、足の指が接地していないことが原因で体幹の安定性が低下していると考えられます。体幹が不安定なまま骨盤を捻ったり、本来使うと痛みになる筋肉で姿勢を維持することをトリックモーション(代償動作)と言います。トリックモーションを数十年繰り返すと肩こり、腰痛、膝関節痛が生じるだけでなく、背ぼね・関節が変形し、最終的に「立ち座り歩く」などの日常生活ができなくなります。この習慣化したトリックモーションを矯正し、本来の足指から体幹の安定性を強化することだけを目的としたトレーニングが「ノントリ・エクササイズ」です。毎日30分間、「ノントリ・エクササイズ」をすることで、肩こり、腰痛、膝関節痛が改善し、いつまでも歩く生活に近づけることができます。

❶背ぼね・関節の変形の原因、「浮き指」とは

整形外科医として運動療法を中心とした治療を行ってきました。クリニックの2階・3階はフィットネススタジオにしています。患者さんに歩くためのトレーニングを指導してきましたが、同時に患者さんの年々変形していく背ぼね・関節を見てたくさんのことを教えてもらいました。私たちの背ぼね・関節は一定のルールに従って変形していきます。最初に始まる変形の原因は「浮き指」です。「浮き指」とは10本の足の指が1本以上浮いている状態のことです。小指が浮いていることが多く、1本でも浮き指があると骨盤の安定が悪くなります。5億年前、四つ足歩行を始めた時から、私たちの指は「体幹のスイッチ」に進化してきました。「浮き指」で「体幹のスイッチ」がオフになった時、背ぼね・関節の変形が始まります。

❷日本人の「浮き指」の割合は8割

日本人の浮き指の割合は統計にもよりますが約8割が浮き指になっています。浮き指が始まるのは幼児期です。つまり日本人の8割が幼児期から体幹の力が弱り、背ぼね・関節の変形が始まります。

❸「浮き指」→「体幹筋力低下」で始まる最初の変形は「外反母趾」。
小学6年女子の4人に1人が「外反母趾」

浮き指は体幹のスイッチが入らないため体幹筋力は弱っていきます。また、浮き指は足うらの重心はかかと側に偏ります。そのためふくらはぎが硬く短縮します。体幹がグラグラ不安定になり、ふくらはぎが硬い状態で歩行を繰り返すと、親指の付け根を過剰に踏み込む歩き方(前足部の過回内)が起こりやすくなります。これが「外反母趾」の原因です。※割合は少ないですが、小指の付け根を過剰に踏み込む習慣がつくと「内反小趾」になります。東京の統計では小学校6年生の女子の4人に1人は「外反母趾」、最近の調査ではその割合はもっと増加しています。「外反母趾」はこれから始まる背ぼね・関節の変形の第一歩に過ぎません。

❹浮き指は若い年代で放置すると背ぼね・関節の変形、痛みの原因になる

浮き指の治療の1番の問題点は、幼児期から浮き指が始まるのに変形や痛みが出るのに数十年かかることです。背ぼね・関節の変形や痛みがあれば、その原因になっている浮き指を改善させる意欲が出ますが、多くは30歳くらいまで症状が出ません。症状が出てから浮き指を治しても痛みは改善しますが、背ぼね・関節の変形は元には戻りません。軟骨や骨の変形は不可逆生のもので元の形に再生しないからです。「ノントリ・エクササイズ」を始めた時から背ぼね・関節の変形の進行は抑制されるのでいつからでも遅くはありませんが、始める時期が若ければ若いほど効果的です。姿勢中枢が完成するのは小学校低学年です。ムーヴ・ライク・フローイングでは、ご家族の健康を守るため、親子で参加していただく「親子トレーニング」をスタジオで行なっています。まず、「ノントリ姿勢」をご両親に理解していただき、ご家族に指導していただくことを目的としています。関心のある方は当スタジオまでご連絡ください。

❺「ノントリ・エクササイズ」は痛みのないカラダで
一生歩くことだけを目的とした、唯一のエクササイズです

スポーツ整形外科医が患者さんの背ぼね・関節の変形を止めたいという願いから生まれました。こどもから高齢者までが安全にできる「ノントリ・エクササイズ」。メディカルフィットネススタジオ ムーヴ・ライク・フローイングでは、毎日、365日「ノントリ・エクササイズ」をオンラインで配信。自宅にいながらメディカルトレーナーのレッスンが受けられます。痛みのないカラダで一生歩くことに関心のある方は、まず1ヶ月の無料体験でお試しください。